「見積もりに付帯部の塗装って書いてあるけど、何のこと?」「雨樋や軒天って塗装しないといけないの?」「省略してもいい?」
外壁塗装の見積もりには必ず「付帯部塗装」が含まれますが、その内容を正しく理解している方は少ないです。付帯部の塗装を省略すると、外壁は綺麗になっても雨樋や軒天が劣化して結果的に追加費用がかかることになります。
私は25年間、合同会社タハラ塗装の代表として外壁塗装を手がけてきた一級建築塗装技能士です。この記事では付帯部の種類・塗装が必要な理由・費用の目安を現場目線で解説します。
⚠️ 付帯部の塗装内容は業者によって大きく異なります
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付帯部とは何か
外壁塗装における「付帯部」とは、外壁本体以外の建物の各部位を指します。主に以下の箇所が含まれます。
| 付帯部の名称 | 場所 | 主な素材 |
|---|---|---|
| 軒天(のきてん) | 屋根の裏側の天井部分 | ケイカル板・合板 |
| 破風板(はふいた) | 屋根の側面の板 | 木材・窯業系 |
| 鼻隠し(はなかくし) | 屋根の軒先の横板 | 木材・窯業系 |
| 雨樋(あまどい) | 屋根の雨水を流すパイプ | 塩ビ・ガルバリウム |
| 雨戸・戸袋 | 窓の雨戸とその収納部分 | スチール・アルミ |
| 幕板(まくいた) | 1階と2階の境目の帯状の板 | 窯業系・木材 |
| 水切り | 基礎と外壁の境目の金属板 | ガルバリウム |
| シャッターボックス | シャッターの収納ケース | スチール |
| 換気フード | 換気口のカバー | スチール・アルミ |
付帯部を塗装しないとどうなるか
付帯部は外壁と同様に雨風・紫外線にさらされています。塗装しないまま放置すると以下の問題が発生します。
雨樋の劣化
雨樋は紫外線で樹脂が劣化し、ひび割れ・変形・脱落が起きます。雨樋が機能しなくなると、外壁への雨水の跳ね返りが増えて外壁劣化が加速します。
交換費用の目安:3〜15万円(長さによる)
軒天のカビ・剥がれ
軒天は湿気がたまりやすく、塗装が劣化するとカビが発生し板材が腐食します。腐食が進むと交換が必要になります。
交換費用の目安:5〜20万円
破風板・鼻隠しの腐食
木製の破風板・鼻隠しは塗装が劣化すると雨水を吸収して腐食します。腐食が進むと屋根の構造部材に影響が出ることもあります。
25年の経験から: 「外壁だけ塗装して付帯部は省いた」結果、5年後に破風板が腐食して交換が必要になったケースを複数見てきました。付帯部の塗装は省けるコストではありません。
付帯部塗装の費用目安
| 付帯部の種類 | 費用の目安(一般的な2階建て) |
|---|---|
| 軒天塗装 | 3万〜8万円 |
| 破風板・鼻隠し塗装 | 2万〜6万円 |
| 雨樋塗装 | 2万〜5万円 |
| 雨戸・戸袋塗装 | 2万〜6万円 |
| 幕板塗装 | 1万〜3万円 |
| 水切り塗装 | 1万〜3万円 |
| 合計目安 | 11万〜31万円 |
付帯部の素材別塗料選びのポイント
金属部(雨樋・水切り・シャッターボックス・換気フード)
金属部には必ず**錆止め塗料(下塗り)**が必要です。錆止めを省くと数年で錆が発生します。特に神奈川県の海沿いエリア(横浜・横須賀・鎌倉・湘南など)では塩害による錆の進行が早いため、高耐候型の錆止め塗料を使用することが重要です。
手抜き業者がよくやること: 錆止め塗料を省いてそのまま上塗りするケースがあります。見積もりに「下塗り(錆止め)」の記載があるか確認してください。
木部(破風板・鼻隠し・木製雨戸)
木部には木材専用の塗料を使用します。通常の外壁用塗料を木部に塗ると密着しにくく、早期に剥がれます。
見積もりに「木部専用塗料使用」の記載があるか確認しましょう。
軒天(ケイカル板・合板)
軒天は湿気がたまりやすいため、透湿性(通気性)のある塗料を選ぶことが重要です。透湿性のない塗料だと内部の湿気が逃げられず膨れの原因になります。
見積もりで付帯部の内容を確認するポイント
□ 付帯部の種類(軒天・破風板・雨樋など)が個別に記載されているか
□ 各付帯部の塗装費用が明示されているか
□ 金属部に「錆止め下塗り」が含まれているか
□ 木部に「木部専用塗料」を使用するか
□ 軒天に「透湿性塗料」を使用するか
💡 付帯部の内訳が明確な業者かどうかが優良業者の見分け方
「付帯部も個別に見積もりを出します」と言える業者を選びましょう。
まとめ
付帯部(雨樋・軒天・破風板など)の塗装は外壁塗装とセットで行うのが基本です。省略すると付帯部の劣化が早まり、結果的に修繕費が増加します。
見積もり時に付帯部の種類・費用・使用塗料が個別に明示されているか確認し、「一式」表記だけの業者には内訳を要求してください。付帯部の塗装内容が透明な業者ほど、工事全体の品質も高い傾向があります。
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