屋根塗装と外壁塗装は同時がお得?職人が教えるメリットと注意点

業者選び

外壁塗装の見積もりを取ると、業者から「屋根も一緒にやりませんか?」と提案されることがあります。「本当に同時がお得なの?」「必要なの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

私は25年間、外壁・屋根の塗装を手がけてきた一級建築塗装技能士です。同時施工のメリット・デメリット、そして「同時施工を無理に勧めてくる業者」への注意点を現場目線でお伝えします。


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同時施工の最大のメリット:足場代が1回で済む

外壁・屋根塗装でコストの大部分を占めるのが足場代です。30坪の住宅で足場代は15〜25万円程度かかります。

外壁と屋根を別々に施工すると足場を2回設置・解体するため、単純計算で15〜25万円×2回分が必要です。同時施工すれば足場は1回で済むため、合計で15〜25万円の節約になります。

これが同時施工が「お得」と言われる最大の理由です。


同時施工が向いているケース・向いていないケース

同時施工を検討すべきケース

  • 屋根も10年以上経過しており、劣化サインが出ている
  • 前回の外壁・屋根塗装を同じ時期に行った
  • 足場を2回設置するコストを考えると、同時の方が明らかにお得

外壁だけで良いケース

  • 屋根を最近塗装した・屋根の状態が良好
  • 屋根が金属板金・瓦で塗装不要の素材である
  • 費用が一度に出ないため分割したい

現場での判断: 25年の経験から言うと、外壁と屋根の劣化スピードはほぼ同じです。外壁の塗膜が劣化しているなら屋根も同様に劣化している可能性が高く、同時施工を検討する価値があります。ただし「屋根も一緒にやりましょう」と屋根の状態も確認せずに提案してくる業者には注意が必要です。


屋根塗料の種類と選び方

屋根は外壁より過酷な環境(紫外線・雨・熱・風)にさらされるため、耐候性が高い塗料が必要です。

塗料の種類耐用年数特徴
シリコン塗料10〜15年屋根の標準グレード
フッ素塗料15〜20年高耐久・コスパ良
無機塗料20〜25年最長クラス
遮熱塗料10〜15年夏の室温上昇を軽減

神奈川県の場合、夏の強い日差しで屋根が高温になりやすいため、遮熱効果のある塗料は快適性向上に効果的です。ただし「室温が大幅に下がる」という誇張表現には注意が必要で、現実的な効果は2〜5℃程度の低減です。


屋根材別の注意点

スレート(コロニアル)屋根

最も普及している屋根材です。ひび割れ・欠け・苔の発生が塗り替えのサインです。

重要:縁切り(タスペーサー)処理 スレート屋根を塗装する際、塗料が屋根材の重なり部分(毛細管現象が起きやすい場所)を塞いでしまうと、雨水が逃げられず屋根内部に浸入します。これを防ぐために「縁切り」または「タスペーサー」と呼ばれる処理が必要です。この工程を省く業者は要注意です。

日本瓦

日本瓦は基本的に塗装不要です。30年以上の耐久性があり、適切なメンテナンス(棟の漆喰補修など)を行えば塗装の必要はありません。「瓦屋根に塗装が必要」と言う業者には慎重になってください。

ガルバリウム鋼板屋根

金属屋根で錆が発生しやすいため、定期的な塗装が必要です。錆止め下塗りが必須で、ケレン作業の丁寧さが仕上がりを左右します。


屋根塗装の費用相場(神奈川県・30坪)

塗料グレード費用の目安
シリコン塗料20万〜35万円
フッ素塗料28万〜45万円
無機塗料35万〜55万円
遮熱塗料25万〜40万円

外壁塗装と同時施工の場合、足場代が1回分で済むため上記から10〜20万円程度節約できます。


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まとめ

外壁・屋根の同時施工は足場代1回分の節約になり、タイミングが合えばお得です。ただし「屋根の状態を確認せずに同時施工を勧める業者」には注意が必要です。

正しい手順は「屋根の現状診断→劣化しているなら同時施工を検討→見積もり比較」の順番です。


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